ようこそ!ホーチキの工場へ。

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ホーチキは火災から人命や財産を守るため、煙や熱をセンサーによって感知して人々にいち早く知らせる「火災報知設備」等を自社工場でつくっています。大切な人命と財産を守るためのものづくりをご紹介します。

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01

熱感知器編

01熱感知器編

熱感知器は
どんな構造で
できているの?

  • 熱感知器はどんな構造でできているの?
  • 熱感知器はどんな構造でできているの?

人は肌で暑さ寒さの温度変化を感じることができますが、熱感知器が温度を感知するためには、何が必要で、中はどんな仕組みになっているのでしょうか?

  • 熱を感知する考え方

    空気の膨張を利用する場合

    空気の膨張を利用する場合

    設置されている場所の温度上昇率が、一定の割合以上になった時に火災信号を発する感知器です。火災による炎の熱で空気室内の空気が膨張することにより、ダイヤフラムが押し上げられ作動します。

    • 急激な温度上昇が起きていないか見てくれているんだね!急激な温度上昇が起きていないか
      見てくれているんだね!
    • そう!急激な温度の差を感知するから、
      差動式スポット感知器という名前なんだよ。
    • ほうほう、ホーチキ。
    • そうそう。そうだよ。
    • 平常時

      平常時は、わずかな熱によって空気が膨張しても、通気孔から逃します。

      空気室 通気孔 ダイアフラム 接点
    • 火災時

      火災によって急激な温度上昇が起きると、空気は膨張します。通気孔は小さいので、逃げられなくなった空気がダイアグラムを押し上げ、接点がつながり信号が送られます。

      信号が送られる。 膨張

    バイメタルを利用する場合

    バイメタルを利用する場合

    設置されている場所の温度が、一定の温度以上になった時に火災信号を発する感知器です。熱膨張率の異なる2種類の金属を張り合わせたバイメタルを使います。火災による熱でバイメタルが反転して作動します。

    • 決められた温度以上になると作動するんだね?決められた温度以上になると
      作動するんだね?
    • その通り!決められた温度は何度だと思う?その通り!
      決められた温度は何度だと思う?
    • さ、さ、37℃かな?…汗。
    • それチーちゃんの微熱ね。正解は60℃から150℃だよ。それチーちゃんの微熱ね。
      正解は60℃から150℃だよ。
    • 平常時

      平常時は電熱板で熱をバイメタルに伝えています。熱伝導率を上げるため、空気孔を設けています。

      接点 バイメタル「バイメタルの状態」 空気孔 集熱板点
    • 火災時

      熱によって一定の温度以上になるとバイメタルが反転することにより、接点が押されて信号が流されます。

      信号が送られる。 「バイメタルの状態」

    半導体を利用する場合

    半導体を利用する場合半導体を利用する場合

    設置されている場所の温度が一定の温度以上になった時、または温度上昇率が一定の割合以上になった時に火災信号を発する感知器です。サーミスタなどの、温度で抵抗値が変わる半導体を利用しています。

    • さっき教えてくれた、差動式と定温式があるの?さっき教えてくれた、
      差動式と定温式があるの?
    • そうだよ!
      あとね、じつは
      組み合わせた補償式というのもあるんだよ。
    • それはなに…?
    • 差動式の感知器は急激な温度変化は得意だけど、
      ゆっくりした温度上昇は苦手なんだ。
      一定の温度以上になったら感知する
      定温式も組み合わせて、
      火災を確実に感知できるようにしたんだよ。
    • 平常時

      温度が低いときは、電流は少なくなります。

      わずかな電流

      温度が低いときは、電流は少なくなります。

    • 火災時

      温度が高くなると、サーミスタが反応して電流は増加してきます。

      信号 電流が増大 電流が送られる

      温度が高くなると、サーミスタが反応して電流は増加してきます。

  • 熱感知器(差動式)ができるまで

      1.カバー組立

      カバーとフラムを
      組み立てて溶着します。

      2.本体組立

      本体部を組み立てた後に
      カバーと本体を溶着します。

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      3.冷却工程

      溶着し組みあがった感知器を
      約15分間冷却させます。

      4.検査工程

      感度試験装置で一定の温度を当て、
      作動するかチェックします。

      5.梱包&出荷準備

      外観検査をしてから
      段ボールに梱包します。
      生産能力は3000台/日です。

      6.型式適合検定

      火災報知設備等の消防用機械器具等は、
      人の命と財産をまもるための設備です。
      そのため、販売するためには公的な検査機関で
      厳しい試験と検査を受け、
      合格しなければなりません。

02

煙感知器編

02煙感知器編

煙感知器は
どんな構造で
できているの?

  • 煙感知器はどんな構造でできているの?
  • 煙感知器はどんな構造でできているの?

火災が発生すると、大半はまず煙が発生します。煙感知器が煙を感知するためには、中はどんな構造で、どんな工程でつくられているのでしょうか?

  • 煙を感知する考え方

    光電式スポット型感知器

    カバー 空気孔 遮光蓋 受光素子 発光ダイオード

    設置されている場所の煙濃度が、一定の値以上になった時に火災信号を発する感知器です。
    光を電気に変換する部品(=光電素子)を使っており、受光量の変化によって作動します。

    • 煙は光を使って感知するんだね?
    • そうだよ。正確には光の量の変化を見分けているんだよ。そうだよ。
      正確には光の量の変化を見分けているんだよ。
    • つまり、感知器の中に光る部分と、
      光を受ける部分があるってこと?
    • その通り!煙が入ってくると、
      煙にぶつかって光が分散するから、
      部品が受け止める光の量が変化するんだよ。
    • 平常時

      平常時、受光素子はわずかな反射光のみを受光している。外からの光や発光ダイオードからの直線の光は遮光板によって入らない。

      発光ダイオード 遮光板 外からの光 空気 受光素子 光量 一定の光量

      平常時、受光素子はわずかな反射光のみを受光している。外からの光や発光ダイオードからの直線の光は遮光板によって入らない。

    • 火災時

      火災によって生じた煙が、感知器の中にたくさん入ってくる。その煙と発光ダイオードからの光がぶつかって散乱光となり、平常時よりも多くの光が受光素子に届くようになる。一定以上になると火災による煙が増えていると判断し、火災信号を送る。

      信号が送られる。 散乱光 光量 光量が増加

      火災によって生じた煙が、感知器の中にたくさん入ってくる。その煙と発光ダイオードからの光がぶつかって散乱光となり、平常時よりも多くの光が受光素子に届くようになる。一定以上になると火災による煙が増えていると判断し、火災信号を送る。

  • 煙感知器(住宅用火災警報器)ができるまで

    ここでは住宅用火災警報器(煙式)の生産工程をご紹介します。

      1.組み立て(検煙部)

      専用器具を使い、
      火災による煙を見つけるための
      部品を組み立てていきます。
      検煙部の基盤にLEDと
      PD(フォトダイオード)をセット。
      自動機を使って
      はんだ付けをします。

      2.検煙部検査

      個体差をなくすための調整を、
      特別な機械を使って行います。

      3.組み立て(本体)

      いよいよ本体の組み立てです。
      自動ラインにのって
      様々な部品が組み立てられ、
      製品の形が完成していきます。

      4.製品検査

      ミストによる作動検査や、
      音圧の検査
      (住宅用火災警報器の場合)を行い、
      法令で定められたとおりの
      品質になっているかを
      確認します。

      5.銘板印刷

      銘板を貼り付け、
      レーザーにて検定マークを印字。
      出荷のための梱包に移ります。

      6.型式適合検定

      火災報知設備等の消防用機械器具等は、
      人の命と財産をまもるための設備です。
      そのため、販売するためには公的な検査機関で
      厳しい試験と検査を受け、
      合格しなければなりません。

03

受信機

03受信機

受信機は
どんな構造で
できているの?

  • 受信機はどんな構造でできているの?
  • 受信機はどんな構造でできているの?

熱感知器や煙感知器で感知した情報は、一度受信機に集められます。受信機はどんな構造で、どんな工程でつくられているのでしょうか?

  • 受信機の考え方

    受信機

    受信機は、火災を見つける感知器や大きな警報音を出すベル、感知器からの信号を受信機に伝える中継器、防火扉や防排煙など、多くの機器や回線でつながれています。各端末からの情報を基に指令を出し、人命と財産を守る司令塔として活躍します。受信機は、火災を見つける感知器や大きな警報音を出すベル、感知器からの信号を受信機に伝える中継器、防火扉や防排煙など、多くの機器や回線でつながれています。各端末からの情報を基に指令を出し、人命と財産を守る司令塔として活躍します。

    受信機は、火災を見つける感知器や大きな警報音を出すベル、感知器からの信号を受信機に伝える中継器、防火扉や防排煙など、多くの機器や回線でつながれています。
    各端末からの情報を基に指令を出し、人命と財産を守る司令塔として活躍します。

    • たくさんの機器と接続するんだね。
    • ただ接続するだけじゃなくて、
      火災信号を受け取って各種機器に指示も出すよ。
      ただ接続するだけじゃなくて、
      火災信号を受け取って各種機器に指示も出すよ。
    • 監督兼プレイヤーみたいだね。
    • 火災防災の二刀流のなくてはならない存在です。

    火災報知システムから見る受信機

    感知器熱、煙、炎を感知する発信機人が火災を発見してボタンを押す受信機感知器からの火災信号を受信すると、警報をおこなうと共に火災発生場所を表示し、さまざまな機器と連携する音響装置ベル等で警報をおこない、避難を促す火災通報装置火災の発生を消防機関に通報する防火戸火災の延焼を防ぐ排煙口建物から煙を排出する感知器熱、煙、炎を感知する発信機人が火災を発見してボタンを押す受信機感知器からの火災信号を受信すると、警報をおこなうと共に火災発生場所を表示し、さまざまな機器と連携する音響装置ベル等で警報をおこない、避難を促す火災通報装置火災の発生を消防機関に通報する防火戸火災の延焼を防ぐ排煙口建物から煙を排出する
  • 受信機ができるまで

      1.部品受け入れ・検査

      納品された部品の検査をします。

      2.組み立て

      高さ2mにもなるGR型受信機。
      その背板に、
      火災報知設備の頭脳となる
      コントロールユニットを
      取り付ける工程から製造は
      始まります。
      背板を寝かせた状態で
      基板を取り付け、
      たくさんの電線をつなぎ終えたら、
      底板、天板、側板をはめて
      起立させます。

      3.配線

      起立させたGR型受信機に
      前扉をつけ、
      配線します。

      4.絶縁・耐圧試験

      感電事故等を防止するため、
      絶縁や耐圧の検査をします。

      5.機器接続検査

      関連機器と接続し、
      機器が正常に信号を
      処理しているか
      テストを行います。

      6.構造検査

      各部品が
      正しく取り付けられているか、
      ビスの緩みがないか、
      出荷する上で必要なシールが
      貼られているか等の
      最終検査を行います。

      7.型式適合検定

      火災報知設備等の
      消防用機械器具等は、
      人の命と財産を
      まもるための設備です。
      そのため、販売するためには
      公的な検査機関で
      1台1台厳しい試験と検査を受け、
      合格しなければなりません。
      公的機関に届け出ている部品が
      正しく使用されていて、
      正しく動作をすることが
      チェックされます。

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火災犠牲者ゼロの社会を目指す
ホーチキの匠テクノロジー

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